輸入ビジネスで失敗を防ぐ9つの計算リスト

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仕入れた商品を販売して手元に残ったお金が違う…。つまり計算ミスだ。

実践者であれば100%経験しているだろう。

私も輸入ビジネスを始めた当初、関税の計算し忘れたり、決済サービス(paypal)の手数料を計算し忘れたりした事がある。何度も….笑

ではどうしたら計算ミスを防ぐことが出来るだろう?一番簡単な方法は仕入れ前のチェックリストを作ることだ。

簡単にまとめると、以下のようになるので是非活用して頂きたい。

1.輸入ビジネスで計算ミスを防ぐ9つのチェックリスト

 

1−1商品代金

商品代金はほとんどの場合、外貨で計算する必要がある。中国輸入であれば「元」アメリカ輸入であれば「ドル」それぞれ、常に為替が変動しているので今の為替レートをヤフーファイナンスなどで確認した上で間違いのないように計算しよう。

毎回計算するのが面倒な場合はプラス2円ほどで計算したほうが万が一の為替変動にも対応できる。

 

1−2決済サービス手数料

銀行振込での支払いであれば問題ないが、paypalなどの決済代行サービスを使用する場合は別途3.9%の決済手数料(2015年時点)の計算も忘れないように注意が必要だ。むしろ、paypalで支払っている場合は銀行振込にすることで手数料が浮くので検討してもいいかと思う。ただ、購入者保証がつかないので注意が必要。

 

1−3海外の国内送料

商品を仕入れる際に転送業者(日本に商品を送ってくれる海外の配送業者)や代行業者を使用する場合は、海外国内で掛かる送料の計算も忘れてはいけない。メーカーやAmazon、ebayから商品を直接日本に送ってもらうのであれば計算する必要は無い。

あなたの商品の到着までの流れはどれに当てはまるだろうか?

仕入元 → 自宅

仕入元 → 日本の配送業者

仕入元 → 転送業者 → 自宅

仕入元 → 転送業者 → 日本の配送業者

1−4輸送料

海外から商品を送る場合、EMSやFEDEX,DHL,UPSなど様々なサービスがあるが、業者によって送料や送料の計算方法が違うので正確に計算しよう。商品を送って貰う前に見積もりを取ってもらうことで送料の計算ミスは防ぐことが出来る。

1−5国内送料

商品が日本に到着してから、自宅までの配送料金、受け取りに代行業者を使う場合は、業者までの送料。かからない場合もあるが念のためチェックしよう。

1−6関税+通関手数料

輸入ビジネスで関税計算は必須項目だ。

関税の計算方法は「商品価格×(関税率+消費税率)+通関手数料」となっているが、特にアパレル、衣類、革製品は関税率が非常に高い。

こちらの関税の表を見て判断しよう。関税率表

個人輸入の場合は商品代金の60%に対しての課税になるが、輸入ビジネスでは仕入れた商品を販売するのが目的の為、商業輸入として商品代金の100%に対しての関税が掛かってくる。

「個人輸入で稼ぐ」なんて事をいっている人もいるが個人輸入で輸入したものを販売してしまうと脱税と同じなので注意しよう。

1−7輸入消費税

海外で購入した商品にも日本の税率と同じ消費税が掛かってくるので、計算に入れよう。

ここでいう輸入消費税とは「内国消費税」と「地方消費税」を足したものだ。inviceなどでは分かれて記載されている。

1−8商品保管手数料

自宅で商品を受け取る場合はかからないが、取り扱い商品が増え、物量が増えてくると配送代行業を使用するのが一般的だ。

その際には保管料として月額5000円ほど掛かる事があるので固定費として計算しておこう。

Amazonを使った販売の場合はFBA(フルフィルメント by amazon)を使用する人も多いが、FBAでも商品のサイズによって保管手数料は掛かるので必ず計算しておこう。

1−9商品販売手数料

輸入ビジネスをしている人の商品の販売先としてはAmazon、ヤフオク、BUYMA,などいろいろあるが、このようなプラットフォームを使用する場合は必ずと言っていいほど販売手数料が掛かってくるので、仕入れる前の段階で計算しておこう。

Amazonの場合はカテゴリーによって変わってくるが分かりやすいように表にまとめたので参考にして欲しい。

販売手数料 15% 10% 8%

CD&レコード・ビデオ・DVD

エレクトロニクス

パソコン・周辺機器

ベビー&マタニティ

カメラ

楽器

TVゲーム・PCソフト

大型家電

オフィス・文房具

ホーム(家具・インテリア・キッチン)

カー&バイク用品

DIY・工具

おもちゃ&ホビー

スポーツ&アウトドア

 

Amazonの場合料金を計算するためのツール「FBA料金シュミレーター」があるので活用すると非常に便利だ。

 

その他、ヤフオクの場合はカテゴリー関係なく落札価格の5.25%(税込)×落札個数分が掛かり、BUYMAは一般出品者であれば7.56% スマホアプリのメルカリは10%となっている。

販売するプラットフォームによって手数料が変わってくるのでしっかりと頭の中に入れておこう。

私の場合はこのようなプラットフォームを使用した販売も行っているが、最終的には別に自社のネットショップやBtoB取引に落とし込んでいる為、販売手数料はかからない。もし本気で輸入ビジネスをやっていきたいのであれば、徐々にこちらにシフトしていくことをオススメする。

 

まとめ

ざっとみるとめんどくさそうに見えるが、2〜3回取引をしてしまえば計算は慣れるので、それまではチェックリストなどを活用して計算ミスを起こさないようにしよう。

失敗を防ぐ為にもこちらのチェックリストを活用していただきたい。

 

 

商品代金は間違いないか?

決済サービス手数料は計算したか?

海外の国内送料は掛かるか?

輸送料は計算したか?

国内送料は計算したか?

関税+通関手数料は計算したか?

輸入消費税は計算したか?

商品保管手数料は計算したか?

商品販売手数料は計算したか?

 

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