輸入ビジネスで失敗しない為の12のチェックリスト

スクリーンショット 2015-10-08 17.51.36

輸入ビジネスに失敗は付きものだ。私を含め、実践者であれば必ず一度は失敗を経験しているはずだ。

そんな経験をまとめて12のチェックリストにすることで、未然に輸入ビジネスにおける失敗を防げるのではないか?ということで参考にして欲しい。

輸入ビジネスでよくある失敗と解決方法

1.仕入に掛かる経費の計算が間違っていた

2.届いた商品が違う

3.届いた商品が壊れていた

4.商品の箱がなかった

5.偽物、コピー品を仕入れてしまった

6.仕入れた商品が値崩れしてしまった

7.仕入れすぎて過剰在庫に

8.税関で商品がSTOP!!

9.返品・返金

10.需要と供給のバランスを見れていなかった

11.日本に送れない商品を仕入れてしまった

12.クレジットカードの締日間違い

 

ざっと書いただけでもこれだけの失敗談がある。

それでは詳しく解説していこう。

 

1.仕入に掛かる経費の計算が間違っていた

輸入ビジネスでは商品を仕入れてお客様に販売するまでに様々な経費が掛かってくる。

そのすべてを事前に計算した上で仕入れを行わないと、売れたは良いものの手元に残ったお金はほんのわずか。なんて事になってしまうので必ずチェックしたいポイントだ。

主に、輸入ビジネスでは商品を仕入れる為のポイントは以下だ。

 

詳しくは輸入ビジネスで失敗を防ぐ9つの計算リストで詳しい説明があるので見て欲しい。

 

解決策

計算チェックリストを活用する

 

2.届いた商品が違う

 

輸入ビジネスで違う商品が届いてしまう原因としては、商品の説明文をしっかり呼んでおらず、違う型番の商品だった。

中身が入っておらず開けたら中身が空で箱だけだった。などといった確認不足が原因の事が多い。

しかし、本当に出品されている商品と違う商品が届いてしまう場合が極稀にある。その場合はどうすればいいのでしょうか?

 

商品を購入する際の支払い方法としてpaypalを使用している場合は、購入者保証制度によってpaypalの管理画面より異議の申し立てをすることで返金をしてもらうことが出来る。

海外のAmazonで購入した際も返品、交換をする事が可能だ。しかし、銀行振込で直接購入している場合は取引先と話し合って決める必要があるので要注意だ。

決済手数料が無いというメリットが有るがリクスコントロールは必ず意識しよう。

私のオススメとしては、初回取引はpaypalを使用して、信頼が出来た段階で振り込みでの仕入れを行うことをオススメする。

ただ、海外メーカーから商品を直接購入する場合や、金額が大きくなってくると初回でも銀行振込を指定される場合があるので、その際は契約書を結んだ上で取引をすることでリスクを抑えることが出来る。また、仕入先が怪しい場合は、ネットショップに記載されている住所などをグーグルマップで検索することで実在するかどうかを調べるのも1つの方法だ。

解決策

決済サービスの購入者保証を活用しよう。

 

3.届いた商品が壊れていた

こちらも届いた商品が違う場合と対処方法は同じで構わない。しかし、海外から商品を輸入するばあいは日本国内を配送するのとは商品にあたえるダメージがそもそも違う。

届いた商品がボロボロなんて事は日常茶飯事だ。パッケージだけであればいいものの、商品自体が壊れる可能性もゼロではないので壊れやすい商品なのかどうかはしっかりと分かった上で輸入する事をオススメする。

壊れやすいが、どうしても輸入した商品がある場合は海上保証をつけることで解決が可能だ。私も海外からアロマキャンドルをコンテナで輸入したい際に商品が溶けていたという失敗談がある。コンテナは熱を持ちやすいのでその場合は冷房付きのコンテナを指定すれば問題ない。

解決策

決済サービスの購入者保証を活用しよう。

4.商品の箱が無かった。

日本と海外では、商品自体の価値観が違う場合がある。

日本では綺麗にデザインされたパッケージも含めて商品というのが当たり前で、箱に傷があればそれだけでB級品になってしまう。

しかし、海外ではパッケージにお金をかけるのは勿体無い。という考えのメーカーも少なくない為、全く違うパッケージや梱包状態で商品が届いてしまう事があるのだ。

勿論、appleなど箱まで洗練されたデザインの会社も多くあるので事実だ。

解決策

このような輸入ビジネスにおける失敗を防ぐためには日本との取引経験を聞くことやあらかじめパッケージがあるかを確認することで解決できる。

 

5.偽物・コピー品が届いてしまった

この問題は特に、中国輸入ビジネスやebayの個人から仕入れる場合に起こる可能性がある問題だ。

中国輸入ビジネスでは基本的にノーブランド商品を扱うことが一般的だが、ブランド名がない商品でも知的財産権「著作権」「商標権」を違反している商品が多い。

ディズニーのキャラクターを真似した商品や日本のアニメ、漫画のキャラクターも非常に多い。万が一このような商品を仕入れてしまった場合は日本の税関でSTOPが掛かり処分される事になるので仕入れに使ったお金がパーになってしまうので一番やってはいけないミスだ。

解決策

商標権があるかどうかはこちらのサイトで調べることが出来る。仕入れる前に確認しよう。特許・実用新案、意匠、商標の簡易検索

また、ブランド名をグーグルで検索することでメーカーの公式HPが出るのでその場合は注意が必要だ。

 

6.仕入れた商品が値崩れしてしまった

おそらくこの問題に頭を抱えている方がい一番多いのでないだろうか?

仕入れの際にしっかりと計算したにも関わらず、他の販売者が値段を下げて売ってしまうのが原因だろう。

しかし、この問題は事前に同じ商品を販売している出品者が何人いるのか確認することで防ぐことが出来る。

「仕入れてから増えるたらどうするんですか?」という問題があるが、こちらも事前に市場を確認すれば判断は可能だ。出品者が増える商品には特徴がある。特徴を調べることで、この商品は今後、出品者が増えるという予測をつけることでリスクをコントロールしながら仕入れを行えばいいのだ。

万が一、すでに仕入れた商品がそのような状態になってしまった場合は、他のライバルがいなくなるのを待つか、商品に付加価値を付けて別で出品するか、他の媒体で出品するなど、対策は複数ある。

 

7.仕入れすぎて過剰在庫に

初心者が陥りやすいミスだが、こちらも仕入れた商品が値崩れしてしまう問題とリンクする部分がある。

しかし、在庫管理が上手く出来るようになると売上が桁違いに上がる場合がある。

ここで、私がネットショップの売上を2が月で150万→400万円にアップさせたノウハウを公開しよう。

365÷年間在庫回転数=適正在庫日数

粗利率×年間在庫回転数=交差比率
この式の意味が分かるだろうか?

計算したことがない方はあなたのショップの売上UPが伸びるはずなのでやってみて欲しい。
輸入転売ビジネスをしていると毎月商品を仕入れる思いますがその際に、何個仕入れればいいのか?何日間分の在庫を持てばいいのか?大体で決めている人も多いと思いますが、しっかりとした仕入れ個数を計算する公式がある。10分程度でできるのであなたの商品と置き換えてやってみよう。

適正在庫数の計算方法

まず、あなたの販売している商品Aの年間の在庫回転数粗利率を出す必要があるので何か例として1商品でやってみよう。
年間在庫回転数というのは1年でその商品を何回仕入れているかの値。単純に発注した回数です。

年間6回仕入れていれば回転数は6。

10回仕入れていれば回転数は10です。

 

粗利率はわるだろうか?利益÷売上だ。年間の在庫回転数が分かれば、その商品は何日間在庫を持つべきか計算できる。

 

更に、商品の粗利率を見れば、また仕入れるべき商品なのか仕入をやめるべき商品なのか判断できます。そのために、交差比率という数字がある。インターネットを使った物販で優秀と言われる交差比率は約300です。

 

私の基準としては200以下は取り扱いをやめるべき。250が平均300が優秀です。この数字が分かれば、あなたの取り扱っている商品の中で伸ばすべき商品と仕入れをやめるべき商品が分かるということです。

 

交差比率の計算方法

粗利率×年間在庫日数=交差比率
たとえば、粗利30%の商品で年間6回転する場合の交差比率は180。200以下ということで私の場合は取り扱うのをやめる商品です。
上の商品の交差比率を250にするには粗利率を40%に上げるか、年間の回転数を8回転に上げる必要があります。
もしあなたの取り扱っている商品が交差比率200以下の商品が多ければ粗利を上げるたり販路を増やすことを考えていいと思いますがもし、交差比率250以上の商品が多くあるのであれば、その商品を売ることに全力を出して、他の商品は今後仕入れないか捨ててもいいと思います。

パレートの法則などで有名ですが利益の80%は20%の商品があげていることが多いのです。
商品が売れないと在庫をいかに吐き出すか考えがちですがすでに売れている商品があるなら、その商品で全体の売上を伸ばした方が効率的で、逆に、あなたの商品の中で交差比率が250以上の商品があれば1回の仕入れで何個仕入れるのがベストなのかしっかり計算してみることをすすめる。

 

交差比率250の商品例

粗利率が20%で
年間12回仕入れる商品
(適正在庫日数は29日)

粗利率が30%で
年間8回仕入れる商品
(適正在庫日数は43日)

粗利率が40%で
年間6回仕入れる商品
(適正在庫日数は65日)

こんな商品持っていないだろうか?是非、取り入れて欲しい。

 

解決策

適正在庫数を計算してみよう!

 

8.税関で商品がSTOP!!

海外から商品を日本に送る際には必ず日本の税関を通る。

ここで仕入れた商品が税関で止まる可能性がある。

 

税関で仕入れた商品が止められた場合の対処法

止められる理由はほとんどがこの2つだ。

1,invoiceの記入ミス 2,本物か偽物か、輸入規制品(ナイフ等)

税関で止まった際には電話で質問が来るか、税関から簡易書類が届く場合が多い。最初は驚く人も多いと思うが何も問題ない。

解決策

対処法としてはまず、止まっている原因を聞く。それを誠実に応えるだけだ。

よくあるものとしてはinvoiceの金額についてだ。アンダーバリューと言って実際の商品代金よりも安く海外の業者が記入している場合は正確な金額を伝える必要がある。

その際には購入した時のレシートや領収書、請求書、支払証明のどれかを提出しよう。

また、商品の使用目的を聞かれた場合は販売目的であることを伝えよう。仕様ですと伝えると個人輸入になってしまう。輸入ビジネスはれっきとしたビジネスなので、商業輸入として税関検査を受ける必要がある。

 

9.返品・返金

物販を行っていると返品の対処する時が必ず来るだろう。私もAmazonのFBAを使って販売している商品の返品はよくあることだ。

 

返品・返金の対処法

Amazonは購入者を保証する仕組みとなっている為、返品される場合がある。その際にはカテゴリー成約料と販売手数料だけが返金され、送料は返金されない為、販売者としては赤字になる可能性がある。

Amazonで返品された商品はセラーセントラルにて確認できるが、実際に確認してみると全く問題ない商品も多い。

そこで返品された商品をどのように処理するかについて悩むこともあるだろう。私自身、中古品として出品したりしたこともあったが、結果的にジャンク品としてヤフオクで処理するか買取業者に依頼するのが最善だと思ってる。

返品された商品に対して利益を求めても時間が勿体無いというのが理由だ。それより売上が上がっている商品を更に伸ばすために戦略を考えることに時間を割くほうが生産性は上がるだろう。

 

10.需要と供給のバランスを見れていなかった

ビジネスにおいて最重要ポイントは需要と供給だ。輸入ビジネスにおいてもそれは同じだ。

取り扱い商品を決める際は価格差や売れ行きをリサーチしているのが一般的だが、もう少しマクロ的に捉えると、要は需要と供給のバランスを見ているのだ。

Amazonでランキングが何位で出品者が何人いるなどではなく、そもそもその商品の需要がどれくらいあり、供給している人がどれ位いるかが分かってしまえば自分だけの勝ちパターンを見つける事が出来る。

今まで利益が出ないと思っていた商品が、違う市場で需要が有り供給が足りていない事も多く存在するのだ。そういった市場や商品を見つけることで商品の導入期から利益を取ることができるので是非、考えて見よう。

 

解決策

日本、いや、世界全体での需要と供給を考えよう。

この商品は欲しい人が多いのか、売りたい人が多いのかを考えよう。

 

11.日本に送れない商品を仕入れてしまった

意外に多いミスがこれだ。生物や銃などは常識として判断できるが、その他に、バッテリー関係、ナイフ(刃渡り規制)、食品衛生法(口に触れる物)などに対しても日本の税関では見られる。

こちらに関しては仕入れ前の段階で確認する他、方法は無いので必ず仕入れる前に確認するようにしよう。

 

解決策

仕入れる前にチェックが必須!!

 

12.クレジットカードの締日間違い

こんなミスをするのか?そう思われる方も多いだろう。しかし、輸入ビジネスでは複数のクレジットカードを使用して商品を仕入れる事もあるのだ。

むしろ、クレジットカードで仕入れた商品を翌月までに売り切ってしまえば、実質資金がない状態でも稼ぐことが出来る。枠が100万円分あれば利益率30%で30万円のお金が手元に残る計算だ。もはや錬金術の様な方法だが実際に可能なのだ。だからこそ、締め日間違いが起きて支払いが間に合わないことだけには注意しよう。

 

まとめ

 

どんなビジネスでも、失敗はつきものだ。

いくら防ごうと思っても、予測できない問題は必ずやってくる。

しかし、失敗したからといって諦めるよりも、トライ&エラーを繰り返していくことが成功への近道になるはずだ。

 

ここで上げている失敗談は私自身の体験談を元に書いています。

失敗を未然に防ぐためにも是非活用していただければと思う。