日本では非常に需要の高い雑貨だが、雑貨仕入れの十分な知識をあなたは持っているだろうか。
ここでは雑貨の仕入れ情報をまとめて紹介している。経営において最も重要なのが仕入れであるため、成功させるためにもよく理解しておこう。
知っておきたい雑貨の仕入れ情報
Contents
仕入れ商品を決めていない場合はどうする?

まだ具体的に仕入れたい商品を決めないまま卸し屋を探しているケースが多いが、すでに店舗を持っている方、屋号などの登録がある方が対象であることが多い。
問屋がなぜ取引してくれないかというと、1つ目が冷やかしなども少なくない為、対応する手間を避けたいからだ。
2つ目が問屋業、仲買業は利益が薄いため小口は避けたいからだ。これらが主な理由として挙げられる。
しかし、それでも掛け合ってくれる問屋ももちろんあるため、根気よく探していけば見つかるだろう。まずは色んな商品を見て仕入れたい商品や商品ジャンルを決めよう。
ネットでも、少し探せば仕入れ出来る業者はある。これだけは知っておきたい激安仕入れ情報サイト21
本格的なECサイトになっていなくても、WEBサイトがあれば事業を行っている体として判断してくれる業者もある。
既に事業を行っている、またはこれから確実に行うので仕入れ買い付けが発生する、ということが相手に伝われば買い付け及び買い付け交渉は可能となるのだ。
仕入れ商品の決め方
仕入れ商品を決める際は、まずコンセプトを決めることが重要なポイントとなる。
どれだけ魅力的な雑貨であっても、それぞれの系統が全く異なり、まとまりのないようでは利益を伸ばすことは出来ない。どのようなものにしていきたいのかコンセプトをハッキリさせておくことで、仕入れ商品がぶれなくなる。
「このような雑貨を扱っている」とアピール出来るくらいにしておくのがベストだろう。
例えばmonoton lifeのようなネットショップだ。コンセプトは「モノクロの商品だけを扱うショップ」となっている。
個人の雑貨仕入れについて
個人の場合、メーカーに直接取引というのは難易度が高いと思っている人もいるが、そんな事は無い。事実、私は個人でビジネスを始めたころからメーカーに交渉を行い、商品を仕入れることができていた。
もちろん、ただ安くしてくれという交渉では、大抵が少数なため掛け合ってもらえないことが多いので、相手のメリットを考えて交渉をしよう。
皆、難しいと考えているため、個人の場合はだいだい卸問屋で仕入れるのが普通だが私の場合は違う。昔は卸でも個人は相手にしないところが多かったが、今では個人にも小売りをしてくれる卸店がある。
ネットでも簡単な会員になるだけで注文することが可能なので、個人でも比較的仕入れは簡単といえるだろう。
カタログから仕入れる方法
仕入れ先が見つからないという場合、雑誌の後ろなどに載っているメーカーに問い合わせ、カタログを注文するという方法がある。

いくつかのメーカーのカタログを取り寄せることで、一度に違った雑貨を仕入れることが出来るのだ。
ただ、一番のデメリットは実際に目で見て触れることが出来ない事。メーカーによっては返品を受け付けているところもあるが、返品不可のところも多いため、届いてから思っていたのと違ったなんてことになっては取り返しがつかない。
それを解決するのが、サンプルを貰うという方法だ。そのようなメーカーから仕入れる場合は、一気に注文するようなことはせず、少数で始めよう。
海外からの仕入れ
海外から雑貨を仕入れる場合、「ここでしかこの商品は扱っていない」ということが可能になる。これこそがネットショップ成功の秘訣だ。
海外の雑貨は国内の物よりも種類が豊富なため、他とかぶるリスクが少ない。その商品の人気に火がつけば、それは大きな利益となる。
海外から商品を仕入れるためには、一般的に次のような方法がとられている。
1.海外のメーカーおよび、販売店と商品を契約して直接仕入れる方法。
2.現地の知人およびディーラー(中継ぎ業者)を通して仕入れる方法。
3.現地に行って直接買い付ける方法。
1番目の方法は、個人レベルの雑貨店の規模ではロット数や複雑な通関業務などの面からも、ある程度の資金が必要になる。最低ロットを交渉することで30万円ほどまで落とせる可能性も非常に高いので挑戦する価値はあるだろう。これができれば一番魅力的な仕入先となる。商社も通さずメーカー直輸入であれば仕入原価も底値にできる。
2番目の方法は、現地に信頼のおける友人や知人、親族などが在中していて、Eメールなどで常に連絡がとれるような状態であるならば可能な仕入れ方法だ。
ただし本当に信用・信頼のおける人物でないと金銭がからんでくるため、あとあとトラブルが発生するようなことのないように細心の注意を払う必要がある。
次に3番目の方法は、リスクが少なく、扱う雑貨にもよるが、個人レベルでの輸入にいちばん適しているといえる。買付け地としてはタイのweekend Marketなどのアジアが人気だ。
人気のアジアン雑貨店などではオーナー自らがインドなどの現地におもむいて、直接商品を買い付けてきて販売しているお店もたくさんある。インドやベトナム、タイなどでは日本円に換算してみるとウソのような安い値段で買い付けできることが特長で、商品1点あたりで、かなりの利益をかせぐことはできるのがメリットだ。
見本市や展示会を活用する方法
見本市や展示会では、効率よく商品を見れたり一度に多くの会社と商談をすることができることが特長。何より「会える」というのが強みだ。
さらにその後、仕入れを自分で行う際の商談の慣れにもつながる。まずは見本市や展示会を主催している会社のHPを確認しておくことも大切だ。
事前に来場登録をすれば入場料が無料になるものも多い。実際にメーカーを見て回り、取引をしたい業者のブースをピックアップしたら、自分のお店の概要を説明してから取引条件の確認を行おう。
取引条件をしっかり確認したうえで自分のお店に是非仕入れたい!という商品は、当日オーダーすることも可能だ。
当日のオーダーであれば割引などのサービスを受けられることもあるので交渉してみるといいだろう。
おすすめの手法
雑貨は需要が高いため、その分競争率も激しい。ここで覚えた仕入れの知識を活用し、ライバルといかに差をつけられるかが重要なポイントとなってくるだろう。
私のおすすめの方法としては、やはり展示会仕入れか、海外メーカーとの直取引だ。コンサルティングを行う場合もこのいずれかを教えている。
仕入れロットが多くなる場合もあるが、それを交渉で落とす事が重要だ。逆に、これを乗り越えると自分だけの独占ブランドを持つことが出来るのだ。
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